「うつぼ」は、グロテスクな顔形と小骨が多いため、一般的にはなじみが薄い魚です。
しかしその美しい白身は癖がなく淡白で、表皮にはゼラチン質やコラーゲンが多く、料理して良べると「これがうつぼか!」と皆が疑うほどの美味であります。
うす造り、タタキ、しゃぶしゃぶ鍋、すき焼き、唐揚げ、照焼き等と料理方法も豊富。
この地方では、戦前から栄養源にとよく食べられていました。特に女性が出産後、母乳の出が良くなると、無理やり食べさせられたとの逸話も聞きます。
白浜の椿地区では、お正月の雑煮にはうつぼのつみれだんごが今でも欠かせません。うつば鍋は紀南地方では、くえそっくり鍋との名称もございます。
この度、観光客の方にも是非めしあがっていただきたいと、うつぼの照焼丼(うつぼのギャング丼)を開発しました。 他のうつぼ料理と合わせてお楽しみ下さい。
うつぼのギャング丼うつぼをタレに漬けて焼き、アツアツのご飯にのせた丼。コラーゲンたっぷり、栄養豊富なうつぼでパワーアップ! |
うつぼの唐揚げうつぼを開いて一夜干しにしたあと、カラッと上げた唐揚げ。小骨もいっしょにどうぞ。 |
うつぼのタタキ生のうつぼを開き、皮をパリッと焼き上げました。香ばしい皮とその裏のゼラチン質、コラーゲンたっぷりのプリプリした身をお楽しみ下さい。 |
うつぼの薄造りグロテスクな見かけからは想像できない、プリプリの綺麗な白身とその食感をお楽しみ下さい。 |
うつぼしゃぶしゃぶ栄養豊富なうつぼを余すところなく楽しめる鍋。しゃぶしゃぶでプリプリの食感を残す程度に火を通してお試しください。 |
うつぼの一夜干し冬になれば、紀南地方の漁港などでよく見られる光景です。
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