熊野本宮
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熊野本宮大社例大祭

春がくると、祭の季節です。毎年4月13日〜15日に行なわれています。
世界遺産登録になって初めての本宮祭。いつもなら桜も終わっているのですが、
本宮大社前のしだれ桜は、ちょうど満開でした。(平成17年4月撮影)

やたからすは熊野のシンボル大社前の桜。手前はバス停。大斎原へ向う途中に咲いていたレンゲ
 13日には湯登神事・宮渡神事
 14日には船玉祭
 そして、15日の渡御祭と続きます。

湯登神事(詳しくはこちら)


一行は湯峰温泉で身を清めた後、大日越えをし、本宮に向かいます。
稚児は額に赤い文字で「大」と書かれ、湯峰王子で神事を奉納し、月見岡神社まで御渡(とぎょ)をします。

夕方、本宮大社での神事が斎行され、旧社地である大斎原(おおゆのはら)に向かいます。(宮渡神事)
その後、旧の国道311号線沿いにある真名井社での神事を奉納し、大社まで戻ってきます。
一日かけて行なうので、稚児もお父さん、お母さんも大変です。

湯峰温泉を歩く大日越えに向かいます大社まで戻るとすっかり暗くなって・・・

御渡祭


本宮大社から大斎原へ向う渡御祭は、例大祭のフィナーレ。
今年の御渡行列者は約400人と例年の倍。天気にも恵まれて、
たくさんの人でにぎわいました。

このお祭は伊弉冉大神の和御霊を神輿に移し、湯登神事で素戔鳴命の
御霊が遷った稚児が先導をして、元の社地(大斎原)に帰るというものです。
神様の年に一回の里帰りをお祝いし、それを受けるとその年一年家内安全・無病息災であるという
言い伝えのあるあげ花。挑花、渡し花ともいいます。(写真3枚目)
昔は御渡のあと、これを取り合したのですが、現在は餅ほりをして、
そのなかに印のあるものをとった人がもらえるようになりました。
御渡行列本宮大社前を通る御神輿あげ花

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