その後、クヌッセン機関長はぐったりとした日本人船員を脇に抱えて、姿を見せましたが、それも一瞬のことで、荒れ狂う海はついに2人の姿を飲み込んでしまいました。
マースク号は再び救命ボートを出しましたが、強い波がボートを襲い、ボートさえも沈んでしまいました。そのあとも一晩中、休むことなくけんめい懸命に探し続けましたが、とうとう見つけることができませんでした。