栗栖敬和さんに熊野古道を案内してもらいながら、歩いてみよう!
熊野古道はこんなところ
発心門王子から本宮大社までの コースはこちら |
熊野古道の王子の一つ、発心門王子。水呑王子の一つ手前の王子である。 実はここからしばらくは、舗装された道を歩く。 熊野古道は、山道と思われがちだが、 今も昔も地域の人々の生活の道でもあり、 現在も使用されている部分は車も通行できるような道になっている。発心門王子の前も観光バスが入ることができる。ここから本宮大社まで歩くツアーが一番人気のようだ。 水呑王子までは約10分。 少し歩くときれいに整備されたトイレ設備もあり、しばらく歩くと集落が見えてくる。 その中を約10分程歩くと 次の王子である水呑王子に到着する。 |
水呑王子は古い歴史のある王子社のひとつで、平安末期の藤原宗忠参詣記(中右記)に
「内水飲王子 新王子」と記載があり(当時新しく祀られた王子であった)、もとは「内水飲」といわれていた。
中辺路町高原の熊野道に古くから参詣人の宿になっている場所の「水飲」という場所と区別する為に
それよりも本宮に近いこの地を「内水飲」と呼んだといわれている。
江戸時代になって「水呑王子」と表記されるようになったようだ。
「水呑王子」と刻まれた緑泥片岩の石碑(高さ約78cm、幅約37cm)の横には、地元の人々の信仰を集める腰痛のお地蔵さん(地蔵菩薩立像と坐像)が鎮座されている。 |
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この場所は明治9年から三里小学校三越分校であった。しかし昭和48年に廃校となり、そのあと観光施設として使用されたが、現在は廃業となっている。 水呑王子の少し手前にある小さなお地蔵さんも歯痛に効くといわれている。 これは、実際に御利益があるというよりも、こんな山奥で医者も薬もなかった時代にお地蔵さんにお願いするしかなかったのだろうと栗栖さんは話してくれた。 |
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水呑王子からは、いよいよ古道らしい雰囲気になってくる。 ここで少し休憩をとってもよいし、次の伏拝王子まで歩いても、20分程度で到着する。 あと少し歩けば伏拝王子から、いよいよ本宮が見えてくる。 |
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