フェニックスの大褶曲(フェニックスクリフ)
すさみ町口和深「きさば海岸」には、上の写真のような太古の地殻変動の痕跡「褶曲」(しゅうきょく)があり、見学者も異様な光景に驚きの声をあげています。
この褶曲は、二千万年前から四千万年前の地殻変動で出来たスケールの大きなもので、外国の地学の文献にも写真が掲載されているほど貴重なものでもあります。平成4年に京都で開かれた国際地学会に参加した各国の学者も現地見学しました。
褶曲は、たい積した当時は水平だった地層が地殻変動で波状などに屈曲した状態をいうが、すさみの褶曲は「フェニックスの大褶曲」(フェニックスクリフ)と呼ばれ、「つ」の字型に大きく折れ曲がったり、木の年輪状になっているなどダイナミックな姿を見せています。
現在は、学術的な研究目的以外では立ち入りできません。