和歌山県すさみ町和深川地区・世界遺産に指定されている「熊野古道・大辺路街道 」のすぐ近くに、イルカの形をした「イルカの家」があります。
「イルカ」という海のイメージと違い、ひっそりとした山間に佇む「イルカの家」に、熊野古道を訪れた人々も一瞬ビックリされるようです。
このお家を建てられたのは、兵庫県尼崎市ご出身の大岐矩生さん(66歳)ご夫婦で、仲のよい仲間たちとリタイア後一緒に住もうと適地を探していてこの地を見つけたそうです。お家のデザインについては、設計士さんのアトリエで見た「イルカの家」の模型に一目ぼれし、2001年12月に退職金等を注ぎ込んで建て、仲間たちの先発隊としてお住まいとのことです。
無農薬野菜を育て、ゆったり豊に暮らす生活は正にスローライフそのもので、その生活振りは、テレビ朝日「人生の楽園 」(毎土曜日18:00~18:30)や、経済アナリスト森永卓郎氏 の「年収300万円時代の「経済設計」ノート」に取上げられるなど、団塊の世代憧れの的でもあります。
ちなみに、「イルカの家」が建つすさみ町和深川地区は、家の直ぐ前を「熊野古道」が通る山間とは言うものの、黒潮躍る太平洋まで、車で4、5分のところにあります。