「あっ!火事だ」
マースク号の乗組員は、真っ暗い海の上で激しい北風と荒れ狂う波にもまれながら火だるまになっている船を発見しました。その船は徳島県の「高砂丸」という船でした。
炎に包まれた船の上では乗組員が火のついた板切れなどを振り回して、助けを求めながら船上を逃げまどっていました。