白魚:ハゼ科

学名:Leucopsarion petersi HILGENDORF (小さな白い魚、ベルリン大学のペーテルス氏の意)

北海道道南地方から九州までの沿岸に生息し、2月から5月に川へ遡上して、礫底部に卵を産む。その後、雄がふ化まで保護する習性を持つ。ふ化後、直ちに降海し、およそ1年で成熟する。その間、ずっと海で過ごす。

頭部は丸みを帯びていて腹鰭(はらびれ)は吸盤状になっている。体長はおよそ5ないし6センチ。

踊り食いや卵とじにして賞味する。

シラウオ(シラウオ科)と混同されることが多い。双方とも川へ産卵のために遡上するし、体が透明なのもその原因。識別点は、頭部でシロウオが丸みを帯びているのに対し、シラウオは頭部先端がとがっている。

よく誤認されるシラウオ。頭部が尖っているのが識別点。

 

シロウオ漁
広川に春の到来を告げる風物詩の一つ。
川の水がぬるむ早春、
河口にはシロウオが現れ、川をゆっくりと上ってくる。
この地域独特の漁法である「四つ手網」を手にした漁師たちがシロウオを求めて網を張る。